雑感

「シロクマさんの秘密基地」を開設

 まあ秘密基地というか、普通にTwitterな訳ですが。↓

http://twitter.com/sabishirokuma

 ●小説&カルチャースクールの講義→全身全霊をかけて構成して書く(お金貰ってるので当たり前)。だから連発はできない。

 ●メールマガジン→かなり本気出して書く。これも連発はできない。

 ●ブログ→だいぶ肩の力抜いて書いてる。わりと連発可能。一応、毎日更新が目標。

 ●Twitter→もっと肩の力抜いてる。ブログに書くまでもない、けど残しておきたい「断片」のようなもの。ほとんど推敲しない分連発可能。

 ……みたいに使い分けていく感じです。

 Twitterはばしばしフォローしてやって下さい。ある意味一番等身大の読者さんとのコミュニケーションツールになるかもな感じです。ただ、それなりにアクティブに使ってるor使う予定がある人限定で。フォローだけして全然使ってないみたいな人のフォローはブロックさせて頂いちゃいますので。

 では、気軽にヨロシクー。

カッコいい鎖鎌(くさりがま)使いについて考えてみる

 本当に神々しいまでにどうでもいい文章で、どこで表現したものかと思って迷ったあげくこのブログで書いてる訳ですが。

 鎖がまは、扱い方のバリエーションが豊富で、表現の可能性に満ちあふれた武器だと思うのですよ。

 刈ってヨシ。

 斬りつけてヨシ。

 分銅でダメージを与えてヨシ。

 チェーンで相手を緊縛してもヨシ。

 チェーンをぐるぐる回してもヨシ。

 これ、斬って突くくらいしか無い「剣」より、めちゃめちゃバリエーション豊かじゃないですか。

 そんな素晴らしい表現可能性に満ち満ちた鎖がまなのですが、どうも、漫画やアニメの世界では、今ひとつ主役級の使い手がいない気がします。

 昔の忍者漫画(横山光輝とか白土三平あたり)では雑魚忍者の武器だった記憶しかないですし、最近の漫画では、『バキ』で柳龍光が使っていたのを思い出すくらいです。しかもそのバトルでは柳は速攻鎖がまは破られて肉弾バトルに移行してましたし。

 何なの、この鎖がまの冷遇っぷり!

 そこで、如何に、鎖がまが表現可能性に満ち満ちているか、最近のメジャーバトル漫画の主人公の武器が鎖がまだったら? というのを仮定して、その魅力を検証してみます。

 この文章はもの凄く何も考えないで書き始めているのですが、じゃあ、とりあえず、

 『BLEACH』の黒崎一護の卍解が、日本刀ではなくて、鎖がまだったら?

 というシーンを思い浮かべてみましょう。

 まだ卍解が冴え渡っていた頃の名バトル、黒崎一護VS朽木白哉をシミュレーションしてみます。

「卍解!」

 ここで、一護の手に鎖がまが現れた時点で、読者はオオっ!って思いますよね。ジャンプ感想をまだ書いていた当時、一護の卍解は巨大剣か透明の剣かと色々な予想が飛び交っていましたが、なんと、鎖がま! この意外性には一読者としてビックリです。

 右手に、鎌。

 左手に、分銅。

 そして、それを繋ぐチェーン。

 テラカッコいいです。久保先生独特の詩的な決め台詞も、格好良さ3割増しです。

 そして、ここで一護の武器を鎖がまにするメリットは、なんだかんだで気合いでパワーアップして勝つんでしょ的な、(これはイイ面も沢山あるのですが)理由付けが大ざっぱな『BLEACH』のバトルに対して付きまとう批判への強力なカウンターになります。

 つまり、一護の武器が鎖がまなら、朽木白哉に勝てる必然性が生まれるのですよ

 どういうことか? 虚化してパワーアップとか、すごい超必殺を打ち合ってゴリ押しで勝ったとか、そういう大ざっぱなのじゃなくて、実にしっくりと来る勝利の理由付けが可能なのです。

 つまりは、鎖がまなら、相性として朽木白哉の千本桜景義を破れる

 千本桜景義は朽木白哉の脅威の全方位攻撃という卍解ですが、それを一護が鎖がまで破るのです。

 そう、全方位攻撃には、全方位防御、鎖がまを全方位にブンブン振り回して片っ端から千本桜を叩き落とすんですよ。やばい、この一護の絵は超燃えます。

 そうして白哉が弾切れになった所で、ビュンと分銅を飛ばす一護。

 あれよあれよと鎖に緊縛される白哉。

 そこで、見開きで一護の決め台詞です。

 ちょっと僕は久保先生のようなセンスがないのでアレですが、まあ適当に、

「お前の卍解を破ったのは俺一人の力じゃない、俺たちの『絆』という名の鎖だ

 とか。

 そう言ってチェーンをたぐり寄せて、緊縛されている白哉の脳天に鎌の一撃

 ここも見開きで、次回へ続く。

 柱のアオリは、

 今、一護の想いが突き刺さる!!!

 みたいな感じで。

 やばい、考えただけでも熱い。アンケート1位とれる。

 ◇◇◇

 こんな表現可能性に満ちあふれた鎖がまなので、もっとみんな主人公の武器にすればいいと思うんだけどなー。

 ◇◇◇

→シロクマ注:BLEACHファンの方ごめんなさい。

『「I LOVE YOU」を訳しなさいバトン』

 logさんから来たよ。

●ルール:その昔「I LOVE YOU」を夏目漱石が『月がキレイですね』と訳し、二葉亭四迷は『わたし、死んでもいいわ』と訳したと言います。さて、あなたなら「I LOVE YOU」をなんと訳しますか?もちろん「好き」や「愛してる」など直接的な表現を使わずにお願いします。

●シロクマさんの回答

 んー、難しいけど、



 『君と別たれて良かった』



 かな。

●解説

 土に還ると言うように死ねばみんな同じ物質になっちゃうし、生まれる前も無だったという点ではみんな同じだったイメージ。

 そういう「同じ」から個と個に別れて今存在しているのが嬉しい。そういうシニフィエを「I LOVE YOU」には含ませたい。「個(I) 動詞(LOVE) 個(YOU)」という表現形式にも哲学的に想いを馳せてくれい。

●回す人

 じゃあ、七瀬さんで。

Thanks

 去年の夏、初めて一般参加者として夏コミに参加した時は、こっそり「message」と「夜を越えて」を購入させて頂いたのだけど、恐れ多くて声がかけられなかった。

 後日、mixi日記でそのことを書いたら、「なーんだ、声をかけてくれれば良かったのに」と気さくなコメントを返して下さった。

 なので、冬コミの時は自分が初のサークル参加をしていた事もあり、開始時間前に挨拶に伺った。ヒジョーに気さくに対応して下さり、恐れ多くもdaiさんとの合作の「On Your Mark」を僕のひぐらし同人誌と交換して下さったりもした。

 足あとから辿って、珍しく是が非でもこの方とはお近づきになりたいと思って、マイミク申請のメッセージを送ったのが最初。積み重ねた僕のコピーライティング力のありったけを込めたメッセージだったと言って良かったと思う。マーケティングが得意ですと書いたら、「マーケティングも創作の一部ですよ」とお返事が返ってきてマイミクになってお近づきになった。

 いきなり失礼だったかなーとさすがに思ったけれど、意外と邪険にされずに、僕が「今日は朝四時まで仕事です」とか日記に書いてると、「うひゃー、凄いっスね」とか深夜にコメントをくれたりした。

 同人創作に関する質問にも、ひじょーに丁寧に答えてくれた。

 なんていうか、同人とか、そういう世界における、僕の目標であり、憧れであった。

 僕はライフワークとして創作活動をやっているけど、世間的に有名になりたいといった類の願望は実はまったくない。

 が、いつか彼の人の企画で僕の小説に主題歌をつけて頂けたら……と夢想したことはある。

 だから、世間的な成功とかはどうでもいいから、せめて彼の人に企画を依頼できるくらいには、僕も大きい人にならなきゃな、と、そう思った。何々賞を取るとかよりも、彼の人に企画を依頼できるだけのステージへ、それが僕の同人活動の目標だった。

 まあ、今も全然そのステージには立てていなくて、そうしているうちにもドンドン高いステージに行ってしまう彼の人を羨望しつつも、もっと高いステージから彼の人が見せてくれるであろう風景に心からワクワクしていた。

 僕の印象なんてあんまりなかっただろうけど、何気ない出会い、交えた数瞬の会話が、長くその先の時間を照らすことがあります。

 Rioさん、本当にありがとう。

シロクマさん冬だけどぐったり系

疲弊するシロクマ  あー、マジで介護疲れがピーク。3日間でいいんで、介護から解放されて思いっきり寝て、自由な時間を持ちたい。

 今年は姉シロクマも帰ってこず、年末年始、はたまたそれ以降もずーっとこの耐久レースが続くんだよなぁ……。

忍者バトン回答

ブログネタ
なんでもない日記 に参加中!
 Sunithaさんから忍者バトンが回ってきました

 忍者て(でも答える)。

 シロクマさん的最近のヒット忍者は、小中学生向け乙女ゲー、はかれなはーとに出てくる高柳尊くんです。最近の乙女ゲーの男性陣は何かが狂ってると思います。にんにん。

忍者バトンルール!

1.これが回ってきたら次に書く日記の語尾にすべて『にんにん』『ござる』等をつけなくてはならないでござる。
2.一人称は必ず『拙者』にするでござる。
3.日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので構わないでござる。
4.日記の最後に5人!まわす人の名前を記入するのを忘れないようにするでござる。
5.既にやったことがある人でも回されたら何度でもやるでござる。

☆まずは回す5人を書きましょう

 niccaまつき夫妻。yasnakizmiっチ。OFF友で攻めようと思ったけどネタ切れにんにん。じゃあ、あと一人は汎用性の高いノウライトさんで。

☆お名前は?

 寂しいシロクマにんにん。中の人はあいばゆうじにんにん。

☆おいくつ?

 25歳にんにん。「ござる」はともかく、「にんにん」は使いづらい気がしてきたにんにん。だけどあえて「にんにん」でいくにんにん。

☆職業

 在宅自由業にんにん。

☆趣味

 読書、ブログ書き、小説書き、あと仕事っぽいけどマーケティング関係、WEBビジネス関係も全部趣味みたいなものにんにん。

☆異性のタイプ

 『マリア様がみてる』で言うなら祐巳。ボケか突っ込みかで言ったら、ボケが好きにんにん。

☆特技は

 空手、柔道、剣道、料理、英語……オーソドックスなのだとこの辺りにんにん。微妙なのだとタイピングとか。「疾っ!」って良く言われるにんにん。

☆持っている資格・免許は?

 自動車の運転免許と、あと文学(言語学)の修士号にんにん。

☆好きな食べ物

 鶏肉使った料理とか?あとほうれん草のおひたしとか、基本和食が好きにんにん。

☆嫌いな食べ物

 特にないにんにん。

☆貴方が愛する(バトンを回してくれた)人に一言

 『カムイ伝』は小学校の時に読んで地味にトラウマになったにんにん。でもサエサが好きだった。飯綱落とし!

☆バトンを回す人の紹介

niccaっチ
 最近はお酒飲んでるイメージにんにん。でもプログラマとしての腕は確かにんにん。
まつきっチ
 地味にガンダムWが世間的に再燃してる2007年。ここ数日リリーナ様についてメールで語り合ったばかりにんにん。
yasnak
 yasnakの文章は女性にウケそうだと最近思ってるにんにん。
izmiっチ
 深夜のコンビニを制すること幾星霜。ドラキュラ中のドラキュラ、真祖にんにん。
・汎用性の高いノウライトさん
 べ、別に忍者で一ネタやってくれそうとか、期待なんてしてないんだからね!にんにん。

 ◇

 け、結構このバトンハードル高いな(;´Д`)。

 ◇

※コピペしてお使い下さい 忍者バトンルール!

1.これが回ってきたら次に書く日記の語尾にすべて『にんにん』『ござる』等をつけなくてはならないでござる。
2.一人称は必ず『拙者』にするでござる。
3.日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので構わないでござる。
4.日記の最後に5人!まわす人の名前を記入するのを忘れないようにするでござる。
5.既にやったことがある人でも回されたら何度でもやるでござる。

☆まずは回す5人を書きましょう
☆お名前は?
☆おいくつ?
☆職業
☆趣味
☆異性のタイプ
☆特技は
☆持っている資格・免許は?
☆好きな食べ物
☆嫌いな食べ物
☆貴方が愛する(バトンを回してくれた)人に一言
☆バトンを回す人の紹介

画面が緑のシロクマさん

ブログネタ
なんでもない日記 に参加中!
疲弊するシロクマ  ヒットポイントが足らない。

 いつもなら夕食の食器洗い終わって、母シロクマを寝かせた所で、ここからがシロクマさんの時間!とテンションが上がる所なんだけど、ここ数日は夕食を作り終わったあたりで燃え尽きて、あと、何もやる気がおきない。

 そんな最近の癒しとして、まつきっチから貰った『ガンダムW』の同人誌読んだり、レイくんの所の『ちのしあ』を第1話から読み返してたりしてた。あと、和泉さんの『ハルハレパレット-Kafu GO! GO!-』とか、完成を地味に楽しみにしている。ツインテールっ娘が可愛い。

 あー、アマチュア創作いいよ。癒されるよ。

 ◇

 がんばって食器洗おう……。

久々にバトン回答

 ことばカフェのyasnak経由で、niccaっチから(二人ともシロクマさんの大学時代の同級生)。

 バトン名は不明だけど、以下、ルール↓

ルール説明

回ってきた 5 文字を携帯の記憶している変換機能で 1 文字ずつ変換。
その変換候補に出ている上位 5 つを惜しげもなくさらす!
そして次に回す人に新たな 5 文字を指定する。
お題は「あいしてる」

<以下、回答ー>

「あ」
1. 荒らし
2. 遊び回る
3. 温かい
4. 足
5. 辺り
「い」
1. 隠滅
2. 言わず
3. イノシシ
4. 言う
5. イブ
「し」
1. <niccaっチの本名>
2. 失
3. 証拠
4. 使用
5. 瞬間
「て」
1. 天気
2. 定時
3. 徹夜
4. 手
5. 手伝い
「る」
1. るし
2. るね
3. るの
4. るよ
5. 留守

 「荒らし」とか「隠滅」とか「証拠」とか、シロクマさん何話してんの?って感じだけど、最近書いたミステリ小説の打ち合わせに携帯メール使ったからだね、これは。niccaっチの個人名はシロクマさんの携帯にも出てきた。niccaっチモテモテだ!

<以下は「設問」の回答ー>

1. バトンをまわしてくれた人の印象
>yasnak
 ドラクエ好き?あと、人生のプライオリティー上段に「家族」を置いてるとてもイイヤツ。アリアハンあたりでしっかりレベル上げしてから次に進む感じの冒険者。この辺りは供給過多な情報に触れただけで世界を俯瞰した気になって自我肥大に陥っちゃういわゆるレベル1ラーミア症候群の連中とは真逆でヨロシイ。シロクマさんもいきなりラーミアに乗った気にはさすがにならないけど、いきなりはぐれメタルを狙いに行ったりはしちゃうんで、見習う点も多い。
>niccaっチ
 全力でボケに行くタイプではない。けど時々突っ込みが鋭い。『Kanon』でシロクマさんをそっちの世界に引きづり込んだ張本人のくせに、京アニ版Kanon?環境的には見れるけど見ないかな、とか言っちゃう諸行無常な側面も持つ。燃えるタイプというよりは萌えるタイプ。
2. 回りからみた自分はどんな人だと思われていますか
 「シロクマは究極のエピキュリアン(快楽主義者)だな!」とか言われたことがある。「シロクマの人生は波瀾万丈過ぎて自伝にしたら面白そうだな!」とか言われたこともある。
3. 自分の好きな人間性を〜な人で答えてください
 生きてるのが楽しそうな人。
4. 嫌いなタイプ
 他人を叩いたり糾弾することで自分を上に置くことでしか自己の重要感を満たせないタイプの人。
5. 自分がこうなりたいと思う理想像
 具体的でいいの?右側のクワドラントに収入基盤を作成する感じで全力でビジネス。自由になった時間と資金を回しながらの独自の創作活動。家族も大事にしつつできる範囲で社会貢献も。やりたいと思ったことは全部やっちゃう、楽しさと共に駆け抜けるハイブリットシロクマ。
6. 自分のことを慕っている人に叫んでください
 シロクマさんと付き合ってると、きっと君の人生が百倍楽しくなるぜ?

 最後にタイトルに回す人の名前を入れてビックリさちゃってくださぃっ★

 じゃあ、現在ちょっとイッパイイッパイのノウライトさんに。お題は「しゅうろん」で、敢えて現実を突きつける感じで。もう既にこのバトン貰ってたらごめんなさい。

『仮面ライダーアギト PROJECT G4』は燃える

 未回収の謎・伏線をごっそり残しながらも、作品のテーマはわりと最終回で異様に分かりやすく示して終幕する系の平成仮面ライダーらしく『仮面ライダーカブト』も最終回を迎えたわけだけど、シロクマさん的には未消化伏線云々よりも、最終回のファイナルバトルでテーマ曲がかからない方が気にかかる。アギトのラスト3以降からしか平成仮面ライダーは見てないけれど、どの作品も、最終回に限ってバトルクライマックス・変身シーン・ライダーキックシーンでこれまで使用してきた主題歌をかける演出をやらないように落ち着いてる。ラスト2でほぼ主題曲と言える「かがやき」が響鬼さんと明日夢くんのシンクロ演出の所でかかった『仮面ライダー響鬼』くらいかなぁ。かろうじてファイナルバトルでかかったと言えるのは。最終回ラストシーンでかかりはじめるエンディング曲の方に注目してもらいたいという意図なのかもしれないけれど、シロクマさんとしては遠慮せずにガンガンかけて欲しい。その辺りは、プリキュアシリーズの方が、毎年最終回のクライマックスバトルにガンガン主題歌をかけて、ラストシーンのエンディング曲はそのシーン専用のオリジナル歌というサービス精神旺盛っぷりで、シロクマさん的には「それだよ!」と思う。

 その観点から、出色なのは劇場版アギト、『仮面ライダーアギト PROJECT G4』だ。平成ライダーの劇場版の中で(『響鬼』と『カブト』のは実は見てないけど)一作お勧めするのならコレ。他の劇場版もかなり燃えるんだけど、一点、この『アギト』の劇場版だけが、クライマックスのファイナルバトルのライダーキックシーンで主題歌がかかる。というか、ヒロインを助けに行くというシチェーションで、絶体絶命のピンチの所で、ヒロインからの想いパワーが主人公に届き、新フォームにパワーアップする所で「ジャジャン♪ジャンジャジャン♪」と主題歌がかかり始める。後は、ライダーキックでボスキャラを爆破するまで主題歌かかりっぱなし。ここ超燃え。

 話的にも世界がどうこうという感じになる大きな話ではなく、とらわれのヒロインを我らが仮面ライダーが助けに行くといういたってミクロで万人的に共感しやすいお話なので、平成仮面ライダー観たことないけど、どれか一つ観るのを選ぶのが大変だ。そもそもTV放映版全部観るとなると50話あまりあるからどうにも躊躇われる……みたいに思ってる人は、一つ、この『仮面ライダーアギト PROJECT G4』が入門用にお勧め。映画一本分の時間で、平成仮面ライダーの燃えを十分に体験できるよ。

 あー、また観たくなってきた。ギルスが好きだったなぁ。

仮面ライダーアギト PROJECT G4 ディレクターズ・カット版

劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4

観念的でもない雑想

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 毎年大晦日には比較的真面目な文章を書いてたんだけど、観念的なことを文章化するのが微妙にめんどいんで今年は無しで!と言い切るのもナンかなーなんて思っちゃうチキンハートなシロクマさんとしては、ちょっとした今年感じたことのまとめ的な雑文をつらつらと書いてみる。

 「主観と客観」は言語と絡めて修論のテーマにしたほどシロクマさんには身近なテーマなんだけど、今年は主観のフィルターを前向きなものに取り替えることで、世の中随分生きやすくなるというのを感じたシロクマさん。ブラックフィルターからホワイトフィルターに取り替えたって感じ?

 家事と介護と仕事はデフォでやりつつ(去年はこれに学業も加わってたんだから我ながらヤバかったと思う)、趣味の読書や小説書きの時間まで作っていこうと思ったら、もちろん結構大変なわけですよ。それなりに頑張ってるつもりなわりには定職についてないの!?とか批判されるし、持病も人に理解されてるとは言い難いしね。

 だけどあんまり大変だー大変だーとは去年に比べて言わなくなってきたのが今年のシロクマさんの変化です。これは、客観的な大変度が軽減されたわけじゃなく、さっき言った主観のフィルターが変わってきたからなんだね。

 例えば、「今日はこの調子でやっていけば、夜に2時間くらい小説を書く時間が取れるぞ!」とウキウキしていた所で母シロクマが発作を起こして、対処・看病・励ましに追われて小説書いてるどころじゃなくなったなんて事態はこの1年何回もあったわけですよ。

 去年までの主観のフィルターがブラックだったシロクマさんだったら、「何でこんな事に」「母シロクマの介護さえなければ」「どんなに苦労しても誰も認めてくれない」「一体いつまで続くのだろう」と言った気持ちになって、しばらく何もできずに負の感情をばらまいていたのだけれど、今年の主観のフィルターがホワイト化したシロクマさんは「今日、母シロクマの発作が起こって小説が書けなくなったのは、小説の構成の方を見直すいい機会だと捉えて、今日は頭の中で構成でも見直そうか」と考えるようになってきたんですね。

 ポイントは、基本的に自分の理想や、生きたい生き方を実現していくために近道な考え方はやっぱり後者だろうということです。

 これは、いきなりブラックフィルターからホワイトフィルターに乗り換えられるものではなく、練習で身につけていく技術的なものです。1年間、考え方の練習を繰り返して、なんとかフィルターがホワイト系になってきたんだね。ブラックだったフィルターを、じっくりと時間をかけて磨いてきたイメージでしょうか。

 世の中、口を開けば「ダメだ」「ダメだ」しか言わない人が沢山いますが、そういう人に影響されず、「理想や夢を持たない自分」に変なアイデンティティを持たないことですね。理想を追うことや、頑張ること、あるいはポジティブな考え方をとにかく糾弾することで、現実的な自分ってやつを一段高く置いて自己の重要感を満たそうと必死な人がいますが、シロクマさん的には激しくカコワルイよ。

 自分の主観にかかってるフィルターを磨き続けることは、自分に対するエチケットのようなものです。エチケットやマナーが無くなったらどうなるかというのは多少想像力が働く人だったら分かります。皆が一斉にもう磨くのも掃除するのもやーめた、とか言って放置された街はどうなるか。時を経ずしてゴミの街化です。自分の快感を優先するために磨くのをやめた/エチケットを放棄したはずが、その結果は街がゴミの街化して、自分の快感が阻害されるという一種の矛盾です。「自分が楽しくなるために自分が楽しくなくなることをやるよ」と言ってるかのような訳の分からない状態です。「他の皆が磨き続けてくれるから、自分だけは特別に磨かなくてもいい」という自分を無根拠で特別化することでのみこの矛盾は回避できるわけですが、そこで考えて欲しいのは、他人の努力や前向きな活動に寄りかかって、自分だけ自分が寄りかかってる人達をあざ笑って自己を保持してる自分ってやつを自分で許せるかどうかですよね。なので、やはり、「自分に対するエチケット」や「自分に対するモラル」という言葉がこの話を考える上ではしっくり来ます。

 自分に対するエチケットを守って主観のフィルターを磨き続けられるか、放棄して磨いてる人を糾弾する側に回るか。シロクマさんがシロクマのままでいられるか、濁った色のクマになってしまうかの違いは、そんな些細な点に依拠しているのだと思った一年だったんだね。

 じゃあまあこの辺りでまとめにしたいと思うんで、そんな感じで皆さん良いお年を。オール・ハイル・ブリタァニア!!(全力で叫びつつ)

小説を公開したシロクマさん

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自作連載小説 に参加中!
 シロクマという動物はロマンチックというのをアピールするために、クリスマス・イブに小説を公開したシロクマさん。

 今回の小説は、2年前の『夢守教会』に比べると、果てしなく明るく楽しい感じだ。ダウンロードページも、2年前と比べて今回は非常に余裕がある感じ。「余裕」、シロクマさんのもっとも好きな言葉のうちの一つだ。

 2年前は母シロクマが倒れた直後で、色々と余裕が無かった。今だって大変だけど、今ではつらいことも苦しいことも、ある種の「楽しさ」に変えてゆける特殊能力をシロクマさんは身につけた。これを、「タフなシロクマさんパワー」とシロクマさんは呼んでいる。「20世紀TOUGH-BOY」ならぬ、「21世紀TOUGH-BEAR」だ(古い読者にしか分からぬネタを)。

 今年の小説、『陽菜子さんの容易なる越境』では、くどいくらい「楽しい」とか「楽しさ」という言葉が出てくるけど、実際、マジでシロクマさんは自分も楽しくなりたいし、世の中の皆にも楽しくなって欲しいのだ。

 「陽菜子さん」の名前は、どんな境界をも越えていって皆を照らす偉大なる太陽にちなんで付けた。白を基調とした服を着てるのも、シロクマさんが書いてるからというわけではなく(いや、実はそれもちょっとある)、いろんな境界を無化した所に残る色のイメージで設定している。

 そう、シロクマさんは2年前より、少しだけ自由になった。はたから見ると、環境は不自由そうに見えるかもしれない。が、確実に実感として、「自由になってきている」という感覚がある。

 「自由に生きる」はシロクマさんの一生のテーマの一つ。あの頃から2年たった今、シロクマさんがどんな「自由」を考えているのかに興味がある人は、ちょっとだけ時間を割いて、シロクマさんの小説を読んでみて

恋人バトン

 新婚ホヤホヤのniccaっチから「恋人バトン」を回されました。新婚のくせに恋人とかって!!
 バトンやるの久しぶりだなー。

1. 今付き合ってる恋人はいますか?
 いるよん。
2. その恋人と付き合ってどれくらい経ちますか?
 半年くらい?
3. この恋人と付き合ったキッカケは?
 甥っ子に前の恋人を古くさいとバカにされたので。
4. この恋人以外に過去にどれくらい恋人いました?
 3人です。
5. いちばん長く続いた恋人とはどれくらいですか?それはいつ頃?
 2年くらいかな?大学後期〜大学院初期です。
6. 逆に一番短かった恋人とはどれくらい?
 2人目がわりと短かったような。
7. 恋人を色に例えるなら何色ですか?
 ホワイト。白髪が印象的です。
8. 恋人との思い出があればどうぞ!
 一緒に変身とかしましたね。
9. 浮気願望はある?
 ない。一筋です。
10. 今の恋人に一言!!
 語彙が少なくて、ちょっとドジっ娘なキミが好き。あと、安上がりだし。
11. まわす人
 日記更新のネタにも困ってると述懐してるレイくんあたりどうですか?

 注意:この「恋人」とは携帯電話のことです。いかにも人間のようにバトンは書いてみてください

 レイくん、携帯電話じゃつまらないから、是非「家庭用ゲーム機」で!(携帯ゲーム機は除外して、テレビの前に据え置くヤツ)。呪詛のように「俺のプレステ2は壊れてる」と繰り返すレイくん。最近は新しい娘とウハウハでしょ?バトン改変。選択肢は自ら作り出すものだってパピヨンが言ってたよ!

 補:8の変身は、「仮面ライダー555」という携帯で変身する仮面ライダーがあったんですが、それそっくりに自分の携帯で変身ごっこができるツールがあったのですよ。年甲斐もなく何回も変身しましたね。9はシロクマさんDocomo一筋。10はね、今のヤツ本当おバカで、「きっと」って出そうとするとき「きつと」で変換しても小さい「っ」が出てこないのよ。いちいち一文字づつ変換しないといけないという。昔からのシロクマさんの友人は文字打つの面倒ゆえに「シロクマは携帯メールが嫌いらしい」ということを熟知してると思いますが、これからも携帯メールは極力使わない方向でヨロピク。PCメールにどしどし下さい。タイピングは早いよ?

結婚式では笑いを取ろう

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 シロクマさんには、コージーという名の、こと「笑い」に関してコイツにだけは勝てないと兼ねてから尊敬し続けている大学時代の友人がいるのだけど、週末に行ってきた同じく大学時代の友人のniccaっチとまつきっチの結婚式の二次会で、奇しくもそのコージーと「笑い」の分野でバトルする機会に恵まれた。

 クイズ形式のゲームで、回答者が笑える回答を提示し、新郎新婦がどれくらいツボに入ったかをジャッジ。新郎新婦のうち片方が○(ツボに入りましたのサイン)を掲げれば得点2倍、新郎新婦両方が○を上げれば得点3倍という、シンプルなゲームだ。

 バトルの最終局面はシロクマさんチームVSコージーチーム。

 こと笑いに関してコージーに勝利したことの無いシロクマさんだったが、今回はシロクマさんは新郎新婦両方の友人だけど、コージーは新郎の方しか知らないというアドバンテージがシロクマさんにはあった。

 ことごとく新郎のツボをつく回答を見せるが、新婦のツボが得られないコージーに対して、見事に新郎新婦両方のツボをついた回答を繰り出すシロクマさん。

 結果、チーム戦とはいえ、人生で初めてシロクマさんは「笑い」の分野でコージーに勝利した!

 バトル後の反省会にて(わざわざ反省会を開くこの辺りが、コージーとシロクマさんの「笑い」に対する真摯な姿勢の現れだ)、「最後までまつきさんのツボが読み切れなかった」と悔しそうに語るコージーと、「初めてキミに勝てたよ……」と万感の想いで語るシロクマさん。

 だけど、コージーの回答はまつきさんのツボには入ってなかったが、シロクマさんのツボには入ってたので、まあ、実際どちらが勝ったかというとかなり微妙なラインではある。

 最後に、仕込んできた「何も無い所からお花が出てきてビックリ手品ギミック」を、「使うタイミングが無かった……」と切なそうに語るコージーと握手を交わし、お互いに向上心を忘れないようにしようと熱く誓いを交わして再会を信じた趣でお別れしてきた。

 コージーは会社員として社会の荒波に揉まれ、シロクマさんは引きこもり生活で社会から隔絶されて生活し……と、各々環境は逆だがついつい「笑い」の心を忘れてしまいそうな環境で、お互いに色褪せない実力を携えたまま再会できた。これは一つの奇跡だ。

 niccaっチにまつきさん、今回はこのような機会を設けてくれて本当にありがとう。別にお笑いバトルを繰り広げさせるためにシロクマさんとコージーを召還したわけではなく、二人の結婚式だったワケですが

 まつきさん、ウェディングドレスが綺麗でした、後三次会で歌ってくれた宇多田ヒカルと坂本真綾が良かったです。niccaっチは結婚式当日のおめでたい二次会で「最近シロクマとは意見が合わない」と語ってくれたのが熱いと思いました。

 べ、別にとってつけたように新郎新婦のお祝いを書いてるわけじゃないんだからね!

 ツンデレ風にまとめようとして別にツンデレでもなんでもなくなってることも自分でちゃんと分かってるんだからね!

誕生日

ブログネタ
在宅介護生活 に参加中!
 本日づけでシロクマさん25歳になりました。

 去年の誕生日よりもだいぶマシな状態で迎えられたので、この1年間少しづつでも歩を進めてこれたんだと噛みしめております。去年の誕生日は、育ててくれたお礼にと家族に寿司を御馳走しようとして注文したものの、肝心の僕は体調悪くなって伏せってしまって一緒に食べられなかったという散々な状態だったので。

 地味に、歩みを進めることを止めない意志が1年単位になるとちょっとしたレベルアップになると実感。1年前、在宅介護生活1年目は、シロクマさんは母シロクマの件のショックで悪化したパニック発作で一日中主に呼吸が苦しく横になってることが多く、母シロクマはそんなシロクマさんを見て気を病み、自分の体と頭のこともありひどく憂鬱で時にてんかんの発作で大変なことになり、父シロクマは仕事と介護で疲れ切ってる上に二人までそんな状態だったので「どうすりゃいいんだ!」と壁を蹴って当たり散らす……といった感じで本当シロクマ家はどうしようもない状態だった。医療費の増大と、シロクマさんが普通に職についた場合に見込めた収入も見込めなくなってしまったために、お金も無かった。

 これではダメだと思い、24歳の1年は地味に健康面からの改善を始めた。パソコンに長く向かっていると悪くなることが分かってきたのでパソコンに向かう時間をまずは減らし、さらに深夜介護ですっかり狂ってしまった体内時計を元にもどすべくできるだけ朝に朝の光を浴び、日中多少の仮眠を取って調整しながら、なんとか基本的には夜に寝て朝に起きる睡眠サイクルまで持ち直した。適度な運動こそ心の方の病気にも効果的というのを信じて、日に1時間は必ず外を散歩/サイクリングすることを日課とし、在宅業生活で筋力が落ちないように、寝る前に少量の筋トレを始めた。あとは1年間はできるだけ刺激物を避け、心に優しいような本を心がけて時間を作って読むようにした。こういうことを始めて1年。未だに日に2〜3時間は行動不能状態にはなるけれど、1年前に比べれば格段に健康状態を維持できる時間が長くなった。自分の健康がある程度落ち着いたため、マイナス妄想に縛られてる母シロクマにも明るく、心に優しい言葉をかけてあげられる余裕ができ、結果、母シロクマも心持ち普通の精神状態でいられる時間が増えたと思う。さらに健康状態の時間を生かして父シロクマの負担の軽減を図るべく、徐々に家事と介護の分担でシロクマさんが受け持つ割合を増やしていったので、今では父シロクマも心持ち余裕がありそうだ。

 お金の面でも、パソコンに迎える少ない時間をできるだけ有効に使って勤勉に仕事し、まだまだ一般の就職者には遠く及ばないものの在宅の仕事で介護と両立しながらある程度の収入を得られるようになった(1年前よりはマシだ)。シロクマさんにも収入が生まれてることを知ってか、父シロクマもお金のことで悩む顔をする回数が減ってきたと思う。

 そんなこんなで少しづつだけど確かに前進してこれたので、シロクマさんは25歳も揺るぎなく歩を進めます。夢のために家族を捨てず、家族のために夢を諦めない生き方をモットーに、今はまだ遠い、在宅で介護をしながらも自分が向かうべき一番やりたいことだと直感してるファイナンシャル教育と創作のビジネスを稼働させるべく、それでいてそこに至る過程を大事に噛みしめながら。

 既に一般的な感覚に拠る所の模範的な生き方はできないかもしれないけれど、人生に模範解答があるとして、丸映しではつまらないと思うから。シロクマさんはただシロクマさん。何であれ、望む心がシロクマさんな25歳の1年をシロクマさんは生きるつもりなのでありました。

キミが自分を重要だと思うなら

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いじめ に参加中!
 いじめ問題は、いじめられて自殺する側も、いじめる側も、原因は「自己の重要感」の欠如に起因するとシロクマさんは考える。

 この場では何度か述べたが、「自分が重要な存在だと認められたい欲求」は、食欲、睡眠欲、性欲なんかと並ぶ、人間が根元的に持ってる大事な欲求の一つだ。基本的にこれらの大事な欲求が満たされないと、人は負の行動に走る。外側に向かえば犯罪を犯し、内側に向かえば自殺だ。それくらい、基礎欲求をある程度のレベルで満たしているということは生きていく上で重要なことなのだ。

 いじめる側は他罰的な態度でしか「自己の重要感」を満たせない負の満たし方の典型例。弱い要素を持った他者を、集団で自己より下においてなぶり倒し、相対的に自己を上に持ってくることでしか「自己の重要感」を確保できない愚かな例だ。

 いじめられて自殺する側は、そんないじめる側のいびつな「自己の重要感」の満たし方のはけ口になってしまったがために「自己の重要感」が奪われ、自殺予告でも出さなきゃ「自己の重要感」を補給できないほどに追いつめられてしまった悲しい例だ。自殺予告、こうでもすれば、皆自分に注目してくれるでしょ?どんな形であれ自分を重要だと思ってくれるでしょ?という必死の叫びとしかシロクマさんには思えない。

 これら二つの歪んだ形での「自己の重要感」の補給は大いに改善されていくべき命題だが、そのために必要なのは、いじめる側、いじめられた側の双方どちらにしろ、やみくもに糾弾することではない。

 特に、自分自身は食欲、睡眠欲、性欲、そして「自己の重要感」の欲求も十全に他者から与えられてる者が、自分だけ安全圏から見下ろして糾弾する類の話ではない。本当の意味で糾弾できるのは、自分自身もまた欲求が満たされない状況に投げ出されて、それでも前を見続けたことがある/見続けている者だけだろう。しかし、残念ながらそういう人がわざわざ糾弾するケースは稀である。基本的に経験上エンパシーが強く他者の痛みが分かるため、人を糾弾する刃は常に自分の喉元にも突きつけられてることを知っているからだ。

 重要なのは、いじめる側、いじめられる側双方に「自己の重要感」が供給されず、されないがゆえに他罰的な負の満たし方で負の連鎖が広がっている点をどうすれば断ち切れるかを考えることであり、また、そういうメカニズムが存在する現実に対して自分に何が提供できるかを考えるかだ。

 だから、キミが当たり前の「重要感」を受け取れている場所にいるのなら、安全な場所から当事者達を糾弾することで「自己の重要感」を受け取れてる自分自身の居場所を噛みしめるようなことだけを言わないで、どうすればキミが受け取れている健全な形での「重要感」を当事者達にも感じて貰うことができたのかを考えてあげて。

最近来たスパムトラックバック

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 「オタク が90日で4人の女に告られた秘策 オタクの僕が怖いくらいモテたある方法とは?」



<シロクマさん談>

 セールスレター/キャッチコピーの勉強をしてる身からすると基本は押さえてて中々いいコピーだし、ピンポイントに最近はアニメ感想ブログと化してるシロクマさんのブログに送ってくるあたりマーケティングのセンスもまあまあという気がするが、オタク=非モテというのは、少々オーバージェネラリゼーション(過度の一般化)な部分で、個人の主観と一般化できる客観との違いを押さえられてないあたりがもう一息という所かな(ちょっとエラそうに)。

 エ!?別にオーバージェネラリゼーションじゃないって!?

 (ノ_・、)ぐすん



<シロクマさん追記>

 その辺りは置いておいて、ガチでオタクの人が最近の「自分の経験を売る」ネットビジネスの流れに乗ってやってるのか、それとも本当はモテで非オタクなイケメンクレバーマンが「ちょっとバカなオタクでも転がして一儲けしてやろうか」なんて思ってやってるのか辺りがだいぶ気になる。

 後者だったら、その顔にベアクローかます。前者だったら、ベアクローかましたあと、「僕はパロ・スペシャルが好きっス」とかって盛り上がって友だちになる。



 ◇

 とりあえず削除しておきました>スパムトラックバック。

夢か日常か

 やばい、今週のプリキュアは胸にキタ。最初見たときそうでもなかったんだけど、あとで思い出してたらジワジワとキタ。

 私はこの町が大好き。家族が大好き。舞も大好き。だから皆と一緒にずっとここにいる。

 あるいは夢追い人として旅立っていけるチャンスが訪れて、だけど……というシチェーションのクライマックスで咲が言うのですよ。

 シロクマさんなんぞ、中学生、高校生の時はとにかく自分は何者かのような気がして、家を出たい、町を出たいと思っていて、実際大学は夢追いの形で関東の大学へと出てきちゃったわけだけど、今思うとその頃は自分のことしか考えておらず、生まれた町で十全に与えられてた貴重なものの存在にはまだ気付いてなかったですよ。この年になって本気で上の台詞を語ってる咲ちゃんに胸が打たれる。

 「夢」、「願い」を追うために対価として失わなければならないものの存在もしっかりと描いていて、それでも追うんだという覚悟を描いてる『ONE PIECE』とか『ツバサ』とはまったく逆の着地なんだけど、今回はプリキュアの方が胸にきた。

 今年は『涼宮ハルヒの憂鬱』といい、こう、今すでにそこにある何かに気付いたときに、あるいは夢追いと等価か、それ以上に大切なものを得ることができる……っていう話が豊作でじんわりと感動できました。ハルヒも(『消失』まで入ってくるともう1レベル深いテーマになっちゃうけど)、ハルヒの願望の具現化である新世界なんか作らなくても、すでにそこにあったキョンの「ハルヒはオレにとっては特別なんだ」という気持ちに気付いた時、今まで色褪せて見えていた日常がそうそうつまらないものじゃなく、価値あるものだったのかもしれないって気付く話だよね。

 ◇

 それはそうと、ミクシィ始めてみました。内輪で細々とやってる予定ですが、シロクマさんの中の人のありのままのあれこれに興味ある人は、ニックネーム検索で「寂しいシロクマ」で検索すると出てきますんでどうぞ。内輪話なんであんまり宣伝しません。この文章もしばらくしたら消すかもしれません。ハンドルネームの如く、「寂しい」感じを上手く出して行けたらと思っております。

季節の変わり目は辛いシロクマ

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疲弊するシロクマ  シロクマさんお疲れ気味。
 せめてあと一人家事介護を分担してくれる同居人がいれば、せめてあと3時間くらいパソコンに向かって仕事できるくらい病弱じゃなければ……と色々思うところあるけど、こればかりは即効性のある解決策が無いのでしょうがない。少し先の未来に伴侶と丈夫な心身を手に入れるべく日々努力することのみがアニマルに与えられた生産的解決法なのである。

 病気を偽装して給料むしり取ってた人のニュースでガチの病弱ワーカーさんへの風当たりも強くなったり、バカがメイドさんを襲ったりしたせいで健全なオタクへの風当たりも強くなったりと、なんかシロクマさん的にやるせないことばかりなんですけど、それでも朝のニュース番組のみのもんたさんはダメだダメだと批判の叫びばかりあげすぎだと思う。もっと、どんと理想やプラスの言葉を叫んでいいんだ!……って、うすた先生が言ってたよ。

 話変わって、上場の動きこそ見守っていたものの、ビジネス目的で使おうとする人には少々厳しいということで参入を見送っていたミクシィなんですが、最近日参サイトの方も書いてるらしいことが分かったんで、ちょっと体験してみたい欲求が沸いてきました。どなたか、シロクマさんなら……という方、招待してくれると嬉しいです。

 ↓寂しいシロクマさんメール
 yalanguage<アットマーク>apost.plala.or.jp

その年の頃、今の年の頃……

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 綾佳さんの10月22日の日記は良い。シロクマさんもいくら若くてピチピチになれると言っても、自意識の塊でどうしようもなかった中学生時代に戻りたいとは思わない点で激しく同意だ。

 中学生っていうか、高校生〜大学生前半くらいにも戻りたくない。その頃もまだ、世間に、友人たちに、とにかく認められたい、というか自分を重要な存在だと思って貰いたいという自己の重要感を求める欲求がイイ具合に空回ってて、学歴や成績といった世間的に自己の重要感を満たしてくれるものの獲得に時間を使ったり、自分とは異なる意見を語る友人知人を論駁しては、どうだ、シロクマさんの方が凄いだろう?的に自己の重要感を満たすようなマネをしていたことが思い出される。うん、やっぱり戻りたくない。

 たまにリンクを辿って2chになんか辿り着くと、ああ、自分もこうやって他者をおとしめてとにかく自分の方が重要なんだ!と叫びたくて必死だった頃があったなぁとモニュモニュした気持ちになる。学歴、偏差値、収入などをあげて、どうだ!俺の方が上だろう!?俺の方がお前より重要だろう!?と必死の叫びをあげる。その変化系としては、自分自身はそういったスタンダードに世間に認められるものは何も持ってないから、自分の好きな芸能人・作品などをトピックにあげて、おまえが好きな作品よりも、俺の好きな作品の方が優れてる、あんな作品を好きなお前は俺よりも下、優れた作品を好きな俺の方が上!だから俺の方がお前よりも重要!と必死の叫びをあげる。後半のとか冷静に考えると激しく意味分からないんだけど、意外と、未だにこういった自意識の暴走を満たすためだけに議論や罵詈雑言の応酬を繰り広げてる人は多い。若気の至りだったなぁと回想できる人はまだ良いが、月間検索ワード数で2位の「google」にダブルスコアをつけて1位に「2ちゃんねる」が君臨してしまうような今の日本という国では、若気の至りだけでやってる人だけじゃなく、いい年して必死に他者や他者の好きなものを糾弾することでしか自己の重要感を満たせない人が沢山いるのが残念な現状なのかもしれない。また、大手サイトに2ちゃんねる関係で批判対象を祭り上げて嘲笑するニーズを満たそうとしてるかのようなサイトが幅を利かすあたりも、そういった自意識の発露や自己の重要感の飢餓感という世間のニーズを広く捕らえた管理者が運営してる節がある。正負を問わずマーケティング知識を生かす人物に煽られて、ますますいつまでやってんだ?と言いたくなるような年不相応の自意識の発露や自己顕示のネガティブアウトプットは連鎖していってる気がする。

 何かきっかけが必要なんだろうなぁ。

 大学前半までの自分には戻りたくないけど、色々あって、自意識とかちょっと横に置いて、研究者になりたくてひたすら勉強してた頃の大学後半〜母シロクマが倒れるまでの自分はわりと好き。あと、リンク先の綾佳さんをはじめ、必死に糾弾の叫びをあげなくても自意識をコントロールできてる/できはじめてる、他者との差異をありのままに受け止められてる/受け止められ始めてる、新しい現実に直面した時にただ新しい現実を否定するだけじゃなく、考慮する柔軟性がある/持ち始めてる、いくつかの日参ブログの管理人さんも好き。

 シロクマさんはただシロクマさん。何であれ、望む心がシロクマさんなわけだけど、シロクマさん的に好きになれる人が増えると嬉しいなぁ。

あらゆる現実/創作作品を読み解くキーワード‘人は自己の重要感を求めて彷徨う生き物’

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 前回のお話が今の世の中如何に‘批判の弾丸’に満ち満ちているかというお話だったので、今回はそんな世の中で生きていくために身を守る防御術/テクニックとしての考え方のお話です。

 こんな世の中知っておくと生きやすくなる考え方とは、ずばり、「人は、他者から‘自分が重要な存在だ’と思われたい強烈な欲求を持って生きている」という考え方です。

 大本をたどると具体的に言ったのは哲学者のデューイ教授みたいですが、どうにも、人間は食欲、睡眠欲、性欲といった基本的欲求に並ぶくらい強力な欲求として、この「自分が重要だと思われたい」欲求というものを持っているらしいです。

 北朝鮮が核実験するぞ!と叫ぶのも、我が国は凄いだろう?と他国に認めて貰って重要感を得たい欲求がどこかにありますし、アメリカがテロと戦うぞ!と叫ぶのも、そんな我が国は正義だろう?正しいだろう?と他国に肯定してもらって重要感を得たい欲求がどこかにあります。

 うちのブログの読者層に合わせて最近扱った創作作品の例も出すと、『ガンダムSEED-DESTINY』の三主人公なんかもこの欲求をもって駆け抜けたいい例で、シンが本当の想いとは離れていってしまう結果になっても議長やレイといった自分をYESと言ってくれる登場人物になびいていくのも、お前はOKだ/お前は我々に必要だ……と言ってくれて重要感を持たせてくれる存在に惹かれるからですし、アスランが序盤で迷いながらも力を手にする選択を下すのは‘自分も何かしなきゃ’という自己の重要感を欲する欲求からくる焦りのためですし(何かしなきゃ自分の重要感が無くなる焦りがあった)、キラが世界中を敵に回してもラクスを守る側につくのは、それだけ無印34話で個人としての自己を認識させてくれた(重要感を持たせてくれた)ラクスを大事だと思ってるからです。

 『涼宮ハルヒの憂鬱』なんかも例に出せば、ハルヒが退屈な日常を壊して非日常世界を創ろうと暴走した根底にあるのは、野球場で感じた‘自分はなんてちっぽけな存在か’という、「自己の重要感の欠如」が一番の動機でしたし、最終話でそれが解消されたのは、キョンから「お前は俺にとってただのクラスメイトじゃない!(それ以上に重要な存在だ!)」と告白されキスされて、自己の重要感が満たされたがためでした。

 ここで、前回の話に戻ると、やみくもな批判を人に向かってアウトプットしてる人というのは、他者を批判することで他者を下に置き、自分はそれよりも上だ!という認識を持って自己の重要感を満たしてる人達なんですね。批判者は欲求を満たそうとしている。この見解を持つことが、批判が溢れる社会を生きるにあたっての有効な処世術だと思います。やみくもな批判に遭遇した時、一つ、ああ、この人は自己の重要感を満たしたくて必死なんだな……と、食欲や性欲を満たすために食べ物や異性にがっつく人間の姿を思い浮かべてみましょう。少し、冷静になれます。

 もちろん、この処世術は、自分が批判する側に回りそうな時にも思い出してもらうと効果的です。目の前の食べ物が急に取られたら、心地よく眠っている時に急にたたき起こされたら、あるいは自分の性欲を満たす所の自分の伴侶が急に傷つけられたら、あなたは基本的に怒りを覚えたり、それを行った相手を恨んだりしますよね?人間は基本的な欲求を妨害されると、それを妨害した相手に怒りを覚えるものなのです。それと同じで、批判によって自己の重要感という根本的な欲求を妨害された人間も、それを妨害した相手に怒りを覚えます(批判される側からすれば自分が相手より下に置かれたことになるので、自己の重要感を妨害されたと感じることになるのです)。

 ふと、批判したい衝動に駆られた時、今から口にする言葉は相手の重要感を妨害しはすまいか?あるいは逆に相手の重要感を高めてあげる言葉はないか?こう自問できるスキルが、批判が飛び交う社会の中を生きていくにあたっては、ハイレベルな能力と言えるのだと思います。

 そして、こうして今こんな文章を書いてるシロクマさん自身も、こんなお話ができるシロクマさんエラいでしょ?重要だと思って!思って!という欲求に駆られて書いてる側面があります。

 「人は、他者から‘自分が重要な存在だ’と思われたい強烈な欲求を持って生きている」

 これを知ることが今の世の中を自由に生きるためのテクニックの一つだと思うので、なるほどと思ってくれた方がいらっしゃいましたら、一つ、取り入れてみて頂ければシロクマさんは嬉しいです。

→今日の文章の発想源、というかほぼ受け売り

人を動かす

批判することの非生産的な側面

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 うすた先生のこの日の日記を読んで、思わずうすた先生にファンメールを送ってしまったシロクマさん。コミックス全揃えしてる榛野なな恵さんや和月伸宏氏にも送ったこと無いのに、人生初のファンメールがうすた先生になってしまった。まあ、マサルさんの時からの古いファンではあるけれど。

 理由は単純に、細かい議論はさておき、夢を与え、人を笑わせてなんぼの漫画家という職業についてる人としては、至極まっとうでステキな内面が書かれていると思ったからだ。

 話半分くらい繋がって、もう半分くらい繋がらない話だけど、最近、実生活でも、ネットでも、シロクマさん自身が誹謗中傷するということはまずなく、どちらかというと批判してる人に対して、いや、そんな風に批判するけど、それにはこういった生産性、メリット、イイ面もあるんだ……と批判される側の擁護に回ることが多い。

 なんか、マス/ネットを問わず、メディア全体やたらめったら批判ばっかりが最近あふれてる気がしているので、ネットの拡充に伴う自我肥大現象が原因か?なんて思ってたんだけど、今読み進めてる、批判することの非生産性を説いた(超概意)人間心理本の古典的名著とも言える、デール・カーネギーの

人を動かす

 によると、どうも、結構昔から(1937年の本です)、批判ばっかする人っていうのは結構いて、そういう人とどう接していくかというのは永遠のテーマだったみたい。そういった、昔から存在する盲目的批判家気質に、最近ではネットが繋ぐネットワークでダメ批判家同士の繋がりが構築されて生存権が与えられてしまったために、ちょっとギアが入ってるだけなのかもしれない。

 しかし、基本的に批判は危険を伴う。というか、扱いに注意が必要だ。

 「借金を扱う時は弾丸が込められた拳銃を扱うように慎重に扱え」、「適切な知識を持たない人に借金をさせることは、麻薬中毒者に拳銃を持たせるようなものだ。本人も、回りの人も危ない」と言ったのは『金持ち父さんシリーズ』で有名なロバート・キヨサキ氏の師の金持ち父さんだけれど、シロクマさんに言わせると、批判をはじめとするマイナスの言葉もこれに当てはまる。

 「マイナスの言葉を扱う時は弾丸が込められた拳銃を扱うように慎重に扱え」、「適切な知識を持たない人にマイナスの言葉を吐かせることは、麻薬中毒者に拳銃を持たせるようなものだ。本人も、回りの人も危ない」

 これは、シロクマさんの言だ。いいなと思った人は出典を「シロクマさん」としてどんどん引用してくれたまえ。

 実際、上であげたカーネギーの「人を動かす」では、批判を安易に扱ったために恨みを買い、自分も回りもとんでもないダメージを買った例が豊富に紹介されている。

 最後に具体策、解決策に話を移してまとめると、批判の弾丸が飛び交う昨今だからこそ、適切な防御術を身につけることが自分や回りの大事な人を守るのに役にたつ。広義のコミュニケーション能力や、それを裏打ちするロジカルシンキングなどがそれにあたると思うけれど、まあ、基本は人と接する時に誠実に、公平な気持ちで接するということだ。自分の現実だけを押しつけるように自分が自分がとしゃべりまくるのが良くない。自分の押しつけは裏を返すと容易に批判の刃になりやすい。そうならないように気をつけつつ、打ち込まれる弾丸を体を反転してはよけ、時に打ち落とし、効率的にさばいていく。ワックスかける。ワックス取るの要領で(←超昔のウッチャンナンチャンネタ)打ち込まれる弾丸をはじいていくのだ。シロクマさんはワックス真拳2段だ。

 小説、漫画といったメディアを問わず、シロクマさん的オールタイムベストに入るバイブル、榛野なな恵さんの短編『卒業式』に掲載されてる「野茨姫」という短編に出てくる、小野木さんというカッコいい女子高生の台詞を引用して締めにしよう。「パイ」と柔らかい比喩を使ってるけど、まあ、言ってることは今回ふれた弾丸を裁きながら生きなきゃねという趣旨に関する警句だ。

 「そーだよー。私の一生のテーマは『自由に生きる』だからね。世間サマがバンバン投げつけるバカげた価値観のパイをさっさとよけなきゃならない。ボーっとしてるとクリームおばけだ。だってさー。自由に生きるったって原野を勝手にほーろーするわけじゃないんだし。文明社会の中に入ってかつへんに組み込まれないで行こうと思ったら、いろんなテクニックが必要だと思うんだよね」(野茨姫)

卒業式―榛野なな恵作品集

答えは明らかなはずだろう。それとも俺一人がそう思っているだけか?

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 今日で母シロクマが倒れてからまる2年。

 シロクマさんが人生のエンターキーを押した日からちょうど2年だ。

 『涼宮ハルヒの消失』では、エンターキーを前にしたキョンの視点を借りて、エンターキーを押すか押さないか、非日常に生きるか、日常に生きるか、あなたならどちらを選ぶか?というのを当の読者に問いかけてくる場面が描かれるが、2年前の今日、シロクマさんの前にもエンターキーが存在した。それまでのコンテクストを捨てていつ終わるとも知れぬ母シロクマの介護をしながら生きるか、何かに目を瞑っても今までのコンテクストを生きるか、押すか、押さないかだ。

 押した場合に差し出さなければならない対価は、その日までのコンテクストを作り上げてきた膨大な努力、近い未来に約束されてたであろう安定した収入、普通に生きて普通に人に認められながら生きる安寧、そういったもので、押さなかった場合の対価は母シロクマだった。

 結局、僕はエンターキーを押した。

 崇高な意志に基づいてとか、あんまりそんな感じじゃなかった、正直、泣きながら押した。その日までのコンテクストを作り上げるために積み重ねてきた努力は相当なものだったと今でも思うし、その方向に努力を集中するために捨ててきたものも沢山あったからだ。

 だけど、今は押して良かったと思ってる。

 それまでのコンテクストを捨ててまったく新しいコンテクストを作り上げるために、考え方を変え、まったく新しい形の努力を重ねなければならない日々には死ぬほど苦しい時も多々あったが、今では、なんとかやれる気がしている。この2年間で、シロクマはただのシロクマからストライクシロクマにパワーアップしたのだ。

 あの日もしエンターキーを押さなかったならば、どこかに後悔を抱えたまま、なまじそれまでのコンテクスト内では優秀だと評価されていただけに、どこか傲慢なシロクマになってたような気がする。そういう意味で、エンターキーを押した後の2年間で得たものは限りなく大きい。

 これまでも、そして今でもとてもつらくなることがあるが、その時はシロクマさんはこう思う。



 ――お前はエンターキーを押したじゃねえか。



 後悔は、マジで無い。

未来を見つめる一つの方法

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 現在シロクマさんが読んでるロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』にて、著者のロバート・キヨサキ氏が、とある飛行機で隣の席になったIBMの重役さんに「未来に向けてどんな準備をしてますか?」という質問を投げかけた所、次のような回答が返ってきたというエピソードが紹介されている。

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 未来を見る時、大人たちが犯す間違いは、それを自分の目で見てしまうことです。こんなにも多くの大人が、これからやってくる変化を見ることができないのはそのためです。十年後の世界がどうなっているかを見たいと思ったら、十五歳の少年や少女達を見ればいいんです。彼らの目から世界を観察すれば世界が見えてきます。

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 シロクマさんが嗜好的に青年誌や大人向けドラマを見る代わりに、少年ジャンプや日曜ライダー〜プリキュア枠といったどちらかというと子ども向け作品を好んで見てるのは、シロクマさんのハートが今でも少年時代というのも多分にあるけれど、実はこのIBMの重役さんが言ってるような少し真面目な視点から見てるというのもかなりあったりするのであります。

 未来は、少年少女の視点から見ると見えてくる。だとしたら、少年少女が「楽しい」と感じてるものを自分が知っておくことはプラスになる。

 実は未来志向のシロクマさん。シロクマさんのWJ感想にメイン読者層に受けるかどうかというマーケティング的な視点がよく入るのは実はこのため。基本娯楽なんだけど、色々、考えながら読んでる側面もあるのでした。

 何が言いたかったかというと、そんな理由があるんで、この冬公開のプリキュア劇場版を見に行くのにカモフラージュになってくれるお子さんを貸してくれる人を募集したいということです。父親のふりして何気なく見に行きたい。ライダー映画は大丈夫だったのに、何故かプリキュア映画だけは一人で行けないチキンハート。だけど、その辺りでブレイブハートを持ったとしてもそれはそれでどうかと思ってしまうから世の中複雑だと思うわけなのでした。

 あー、今年もDVD化待ちかなー。

金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法

加藤瑞希さんの今後のイメージ戦略を真面目に考える記事

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 加藤瑞希さんといえば、2年前に僭越ながらシロクマさんがこの記事で世に送り出した、女子高生巨乳クールビューティーブロガーだ。その機知に富みながらも実にどうでもよく、それでいて根っこが明るいマインドから紡がれる文章は、今日も日々沢山の読者さんに一時の楽しさと生きる希望を与えている。

 そんな瑞希さんだが、最近実はドジっ娘なのではないかという疑惑が発覚したり、加えて、最近シロクマさんの出身大学に通ってることが判明してお近づきになり、こそこそと(メールで)瑞希さんのうわさ話をしてる瑞希さんの想い人の綾佳さん経由から、会合時にと○のあなで買ったゲームの特典ポスターなんてヲタでマニアックなものを装備していたなどという情報もリークされており、瑞希さんのクールビューティー像の瓦解が始まってる片鱗が最近見え隠れしている。

 しかもタイミングがいいことに、2年の月日が流れ、瑞希さんも今年で高校を卒業である。女子高生ブランドを卒業する時がきたのだ。女子大生になるのか浪人生になるのかは今のところまだ分からないが、どちらにしろ「女子高生」ほどにブランド力がある肩書きが失われてしまうのは確かだ。高度に複雑化した現代の文明社会に組み込まれないで生きるというのは難しく、今の時代、肩書きが全く無しなんていうストライクフリーダムな生き方ができるのは、シロクマさんかキラ・ヤマトくらいのものだろう

 なので、瑞希さんが今後アイデンティティロストに陥らないためにも肩書きに左右されない強力なキャラ付けが必要だ。今シロクマさんが睡眠時間を削って『ラブひな』を読みあさってるからってワケじゃないけど、特に浪人生になった場合は世間体とか、「自分とは何か?」という命題とか、中々キツイものがあるぜ?そんな時に「私は私」と強く言える新しいキャラ付けがそろそろ必要なのだ。いつだって大事なのはセルフプロデュース。如何に他者との軋轢を最小限に抑えつつ、自分がプロデュースした自分のキャラというものを通して自分を押し出していけるかが、これからの時代の処世術なのだ。

 ずばり結論的に提案させていただくと、クールビューティー路線はここらで一旦打ち止めとして、ドジっ娘萌えキャラ路線に舵を切ってはどうだろうか

 巨乳ドジっ娘ということで、みくるちゃんみたいな感じがイイと思う

 この提案にシロクマさんの趣味は一切含まれていないが、自分が何者か分からなくなった時、フと、段差で躓いて転んで、アイタタタ、テヘ(ハート)……みたいなのがイイと思う。

 ゴメン、親身になって考えてあげるフリして激しく頭を使わないで考えてるので、今のシロクマさんにはこの辺りが限界だ。何か、もっと瑞希さんにはこんな路線がいいんじゃないかというのがあったら、どしどしコメント欄に書き込んでくれ。

 瑞希さんからすると激しく「ほっておいてくれ」という感じだが、これも2年のつき合いになる親心。親のココロ子知らず。あわよくばシロクマさんカンパニーのマスコットキャラとして雇おうかと思ってるので、商業的なニーズも考えて提案してくれたまえ。巨乳を貧乳にするとか、小柄を大柄にするとか、どうしても無理な物理的な制約もあるので、その辺りも考慮の上で頼むぜ!

シロクマさん級友達と逢ってくるの巻

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 去る19日夜に予定どおり大学時代の級友達との同窓会に茨城県まで行って来た。

 アイデンティティが無くなってシロクマにまでなってる人こそいなかったが、いい感じに現実に埋もれ気味でギリギリ頑張ってる感じの人が多かったぜ!(シロクマの手でサムズアップのジェスチャーを取りながら)

 そんな中で会えなかったけど、昔、シロクマさんと日本語教育関係でスロヴェニアに一緒に実習に行ったり、その後も学内の実習で一緒に日本語教師をやったりしたY河さんという人が、卒業後タイにて研鑽を積んだ後、現在は国内で常勤か非常勤の日本語教師をやっているという話を聞いた。

 詳細ははぶくが、日本語教師への道は茨の道。僕も資格だけもってるが、道半ばで諦める人多数で、事実10人弱いた大学時代の実習組で、日本語教師に辿り着いたのはそのY河さんただ1人だ。

 しかし、なるべき人がなるべくしてなったとシロクマさん納得。今だから結果みて言えるんだろ……ってワケじゃなくて、大学時代の実習当時から、実はシロクマさんはメンバーの中で日本語教師になれる人がいるとしたらY河さんただ一人だろうと思っていた。それくらい、実にナチュラルに日本語教師の仕事が好きで、楽しんで色々やりつつ、努力もしてる人だった。当時、現場の日本語教師から言語の研究者の方向に転身したシロクマさんが、「日本語教師も本格的にやるなら院に行った方がいいんじゃ」と言ったのに対して、「院に行ってもあんまりやりたい‘研究’はないのー、教室で教えてる方が好きなのー」と返答していたのが今では印象に残ってる。

 というかY河さんは入学当時からの日本語教師志望者ですよ。シロクマさんもそうだったんだけど、それから研究者になる!と転身して、何故だか今ではSOHOやってるシロクマさんは彼女に比べるとかなり意味不明です。変わらない意志。青春時代の目的の実現。これはかなりカッコいい。

 スロヴェニアで授業を見学させてもらったことがあるんだけど、あの時の『となりのトトロ』を教材に使って日本文化と日本語の文法を同時に教えてた授業は僕の中で殿堂入り。長き苦闘のスロヴェニア実習の最終日に煎れてくれた日本茶の味も僕的殿堂入りだ(彼女は茶道の素養もあった)。

 そんなY河さんの近況を人づてに聞いて、シロクマさんもぼちぼち頑張ろうという気になってきた。日本語教師の夢はもうマリア様の星に送ってしまったけど、今は今でやりたいこととやるべきことがある。

 シロクマさんファイト。

 そんな、真夏の夜の会合。

白くていいのですよ、白クマなのですから

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在宅介護生活 に参加中!
 Baby、ちょこっと一泊で大学時代の級友達19人に会いに茨城県まで行って来るぜ。台風が近づいてるけど、宇宙王の孫娘は僕の友だちだから、きっと気合いで吹き飛ばしてくれるぜBaby(To LOVE る−とらぶる−ネタ)。

 シロクマさんは大学→大学院修士と大学を変えて二つも出てるという隠れ学問シロクマなのだけど、修士の方の大学は半年通った時点で母シロクマが倒れてしまったために、介護優先で大学の方とは疎遠になってしまったのでした。よって、院生仲間や研究室仲間と友情をはぐくむ時間はちょっと取れなかったので、シロクマさん的に「大学時代の友人」というと、茨城の方の学部時代の級友達のことを指すことが多いのであります。一学年45人の小さい学部だったから、わりと、メンバーは親密だ。

 企業就職したもの、学校の先生になったもの、未だに大学院で学問に邁進してるもの、結婚したものなど様々なのだけど、まさかシロクマさんほどに現在アイデンティティがないものもいないと思うので近況説明やら自己紹介やらが大変だ。

 なんで、ああ、うん、家事が……介護が……ええと、在宅で色々と……などと羽振りの悪い説明はやめて、とりあえず「今、何やってるの?」と聞かれたら「シロクマやってます」と堂々と答えようと思う。ガンダムSEED DESTINYの第46話でラクスが言ってたように、人は自分以外の何者にもなれないのだ。それはシロクマだとしても同じこと。

 心はフリーダムで行こうと思う。

 フリーダムな心に打算を秘めて、現在僕のやってる全サイトのアドレスを印刷した名刺もどきを作成中だ。○○商事とか○○大学とかそんな肩書きはいっさい書いてないぜ。「シロクマ」と大きく印刷された下にサイトのアドレスだけ沢山書いてある実に漢らしい名刺もどきだ。

 いくぜフリーダム。2年ぶりのショートトリップ。父シロクマ、姉シロクマ×2、姉の旦那シロクマと居てくれるので、この一日だけは母シロクマの介護シロクマから解放されてシロクマはただのシロクマに戻るのだ。

 現在2年ぶりにビール、っていうかBucklerっていうアルコール0.5%のビールもどきを飲んで酔っぱらって書いてます。アイ、アム、フリー。フリーだけどやっぱりビール解禁だけは控えておこう。オレンジジュースで仲間とフリーなシロクマさんに乾杯だ。

 みんな、一日だけ、シロクマさんと遊ぼう!

突発的主観的ランキングシリーズVol.3

Q.日曜の朝番組を5年間見続けてる者のベスト3は?

A.

1位:今でも『おジャ魔女』5人の魔法の呪文が素で言えてしまう(ペルータンペットンパラリラポン!)

2位:携帯をいじってると、時々変身ポーズを決めてしまう(つ、つい草加の変身ポーズを……)

3位:そろそろ一線の声優さんになってきた菊池美香&小清水亜美は永遠にデカピンク&ナージャ(デビューから知ってるのもある意味スゴイ人達になってきました)

ジャッジメント!(デカレンジャー風に)

ブログネタ
ボクシング に参加中!
 シロクマさんが昔柔道をやっていた頃の戦法は、もっぱら一本取る気がさらさらないような背負い投げ→崩れて寝技に移行→寝技は得意なんで時間をかけて攻める→時間切れになると寝技のポイントが評価されて判定勝ち……というものだった。

 途中なんども投げられそうになるので、観客の印象としてはシロクマさん劣勢なんだけど、地味だけど審判には分かる寝技でポイントをかせぐ派。野村忠宏のようながっちり組んで一本取る日本正統派の天才柔道ができるわけがなかったので、努力で補える寝技と作戦で頑張っていたのだ。

 わりと、美しさ云々とかよりも、勝ったもんがち派。

 亀田VSランダエタ戦も、強かったのは明らかにランダエタだし、ダメージが大きかったのも亀田。子供のケンカの勝ち負け、あるいは本人同士によるジャッジでの勝ち負けではランダエタ勝利だろうというところだが、いかんせんこれはスポーツのボクシング。観客やマスコミのジャッジで勝負が決まるわけではなく、3人のプロのジャッジメントのジャッジで勝負が決まるのだ。

 これが大衆映画やゲームなどのエンターテイメント対決みたいなものだったら、勝負は専門家の評価が高い方よりも、観客(=ユーザー)の評価がより大きかった方が勝利するわけだけど、プロスポーツの世界では逆で、どれだけ観客の評価が低かろうとも、3人の専門家のジャッジに評価されれば勝利できるのだ。その辺りの違いを混同して考えてしまうと、ちょっと混乱してぶつけなくてもいい怒りを誰かにぶつけて色々迷惑を生み出すことになってしまうから注意だ。

 実際の所、ボクシングじゃないけど昔打撃系格闘技もやってたシロクマさんのジャッジ(素人より多少マシな程度)はTV解説の人が言ってた「微妙な判定になる」や、金沢英雄会長という方がおっしゃってる「判定はドローかと思った。11、12回は相手に完全に取られていたが、前半の貯金で勝てたのではないか」に一番近い。ダウンを取られた1ラウンドと、完全に劣勢だった11,12ラウンドは明らかにランダエタが取っていたけど、中盤にはこれは亀田が取ったかなと思ったラウンドもあった。なんで、試合終了後は、「これはビミョーだ」と判定をワクワク待ちしていた類の人なんで、新聞メディア各社に書いてあった、判定結果を待たずに帰ってしまった観客さんの存在は、自分の主観をあてにし過ぎていてちょっと勿体ないと思う(判定にもつれ込んだ時点で期待が裏切られたというKO試合のみを期待していた人かもしれないけど)。

 ランダエタ選手も「判定がおかしかったことは、試合を見ていた方々が一番わかっていると思う」とか言ってるけど、「試合に負けたが勝負で勝ったのはオレだ」という意味でならカッコいいが、勝利を最優先目的と定めた場合のコメントとしてはあまりカッコいいものとは言えない。フィギュアスケートで「観客を一番魅了したのは私」と言っても、文学賞で「読者を一番楽しませられたのは私」と言っても、勝利を一番の目的とするのならば、観客よりも読者よりも、審査員の人に評価されるように演技/作品を運ばなければならなかった。それと同じで、ジャッジの評価で負けた分を観客の評価に置き換えて埋め合わせようとしても、勝利目的の観点からはあまり意味のないことなのだ(エンターテイメントの観点からは意味があるが)。

 それと、やくみつるさんのコメントを掲載してるサンケイWEBは何なの?やくみつるさん、ボクサーだったり、ボクシングのジャッジの資格持ってたりするの?ただ単にジャッジに不満を感じてるニーズがある→不満をあおるようなコメントを掲載すればウケる……というくらいのノリで専門家じゃなくてもいいから引っ張ってこようって流れだったとしたら何かイヤだなぁ。

 というわけで総じて、野村忠宏みたいな最強正統派で分かりやすい勝ち方をする人だけじゃなく、たまには昔のシロクマさんのようにビミョーでギリギリでそれでも何とか勝ちを拾ってる人にも目を向けて欲しいということが言いたかったのでした。

 案外、こういう時に文句言ってる本人こそが、すっきりした勝利なんてそんなに経験したことなく、曖昧でビミョーで何とか勝ってきたような負けてきたような感じで生きてきてるような気がしないでもなくないかい?
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