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 綾佳さんの10月22日の日記は良い。シロクマさんもいくら若くてピチピチになれると言っても、自意識の塊でどうしようもなかった中学生時代に戻りたいとは思わない点で激しく同意だ。

 中学生っていうか、高校生〜大学生前半くらいにも戻りたくない。その頃もまだ、世間に、友人たちに、とにかく認められたい、というか自分を重要な存在だと思って貰いたいという自己の重要感を求める欲求がイイ具合に空回ってて、学歴や成績といった世間的に自己の重要感を満たしてくれるものの獲得に時間を使ったり、自分とは異なる意見を語る友人知人を論駁しては、どうだ、シロクマさんの方が凄いだろう?的に自己の重要感を満たすようなマネをしていたことが思い出される。うん、やっぱり戻りたくない。

 たまにリンクを辿って2chになんか辿り着くと、ああ、自分もこうやって他者をおとしめてとにかく自分の方が重要なんだ!と叫びたくて必死だった頃があったなぁとモニュモニュした気持ちになる。学歴、偏差値、収入などをあげて、どうだ!俺の方が上だろう!?俺の方がお前より重要だろう!?と必死の叫びをあげる。その変化系としては、自分自身はそういったスタンダードに世間に認められるものは何も持ってないから、自分の好きな芸能人・作品などをトピックにあげて、おまえが好きな作品よりも、俺の好きな作品の方が優れてる、あんな作品を好きなお前は俺よりも下、優れた作品を好きな俺の方が上!だから俺の方がお前よりも重要!と必死の叫びをあげる。後半のとか冷静に考えると激しく意味分からないんだけど、意外と、未だにこういった自意識の暴走を満たすためだけに議論や罵詈雑言の応酬を繰り広げてる人は多い。若気の至りだったなぁと回想できる人はまだ良いが、月間検索ワード数で2位の「google」にダブルスコアをつけて1位に「2ちゃんねる」が君臨してしまうような今の日本という国では、若気の至りだけでやってる人だけじゃなく、いい年して必死に他者や他者の好きなものを糾弾することでしか自己の重要感を満たせない人が沢山いるのが残念な現状なのかもしれない。また、大手サイトに2ちゃんねる関係で批判対象を祭り上げて嘲笑するニーズを満たそうとしてるかのようなサイトが幅を利かすあたりも、そういった自意識の発露や自己の重要感の飢餓感という世間のニーズを広く捕らえた管理者が運営してる節がある。正負を問わずマーケティング知識を生かす人物に煽られて、ますますいつまでやってんだ?と言いたくなるような年不相応の自意識の発露や自己顕示のネガティブアウトプットは連鎖していってる気がする。

 何かきっかけが必要なんだろうなぁ。

 大学前半までの自分には戻りたくないけど、色々あって、自意識とかちょっと横に置いて、研究者になりたくてひたすら勉強してた頃の大学後半〜母シロクマが倒れるまでの自分はわりと好き。あと、リンク先の綾佳さんをはじめ、必死に糾弾の叫びをあげなくても自意識をコントロールできてる/できはじめてる、他者との差異をありのままに受け止められてる/受け止められ始めてる、新しい現実に直面した時にただ新しい現実を否定するだけじゃなく、考慮する柔軟性がある/持ち始めてる、いくつかの日参ブログの管理人さんも好き。

 シロクマさんはただシロクマさん。何であれ、望む心がシロクマさんなわけだけど、シロクマさん的に好きになれる人が増えると嬉しいなぁ。